積み上げた常識を疑えないひと。ひとの話を聞かない先輩。

2009年、4月。

オレが新卒で入社したときのはなし。

1ヶ月間あった本社研修では、新入社員であるオレたち12人が毎日かわるがわる朝礼スピーチを担当することになっていた。

これも訓練の一環なんだろう。そこで、毎回自分の思い思いのテーマで1分間スピーチをするのだけれど、やっぱり話には簡潔な「オチ」を求められていた。

ある日オレはあるテーマで話をした。

【時短の成功と、常識に囚われないこと】

話の内容はこんな感じ。


わたしは家事のなかでも皿洗いがいちばん嫌いです。

なんとか時短できないかと考えました。どうも諸外国では、洗剤入りの水をためた桶に使い終わったお皿を入れといて、汚れが落ちたら、お皿を取り出すだけっていう家庭が多いそうなんです。つまり、洗剤は流さない。

その場面を取材していたインタビュアーが“洗剤は洗い流さないの?”とたずねると、金髪の女性は“大丈夫よ。オーガニック洗剤だからね”と答えていました。

わたしは“えーいくらなんでもそれは身体に悪くない?”と思いました。インタビュアーも同じ気持ちだったと思います。

だけどたしかに言われてみれば、このことで健康被害にあったとか、そんな話は聞いたことがないし、そういう雰囲気もありません。

そこでわたしも実践してみました。台所洗剤をいつもなら3回くらいすすぐところを、1回すすぎにかえてみました。

結果は、なんてことありませんでした。べつに洗剤の味もしないし、体調が悪くなるとかそういうこともありません。

こういう時短もあるんだな、ということで、得られた教訓があります。それは「常識や当たり前を疑ってみる」ということです。

皆さんもよかったら試してみてください。以上です。


スピーチが終わったあとはいつもどおりの拍手とは別に同期から「すごいよかったよ!」と声をかけてもらえた。

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・結論ありきの「拒絶反応」

同期がほめてくれたのは素直にうれしかった。

だけど、そのすぐあとに営業部門の社員から言われたことが衝撃だった。

「洗剤はちゃんと洗い落とさないとだめ」言う。

オレはびっくり

「え、いまのスピーチ聞いてた?」って。
「話の趣旨、伝わらなかった?」って。

この先輩はなにを聞いていたんだろう

洗剤をよく洗い落とさずに使ってみたくだりのあたりから「でもよく洗剤はよく落とさないとダメよねぇ?」っていうセリフを言いたくて頭の中がいっぱいだったんだろうか。それ以降の話がまったく入ってこなかったんだろうか。

この先輩のなかは「結論ありき」なんだろうか

趣旨がわかりづらいスピーチをしたおれが悪いのか
スピーチとは関係なしに忠告をしてくれた先輩をありがたく思うべきなのか

「もしかしてこの洗剤は落とす必要が無いんじゃない?」っていう投げかけを
「洗剤は落とさないとだめでしょ」とつなげる思考がオレにはわからない。

「私は以前、洗剤会社に勤めていたんだけど、日本の台所洗剤はオーガニックじゃないからしっかり洗わなきゃだめだよ」だったら、まぁ、まだわかる。

そうじゃない

そうじゃないのだ。

キミは違和感とか、ある・・・?

違和感がなかったら、きっと、「オレの側のひとじゃないんだな」ってことだよね。良いとか、悪いとかじゃなくてさ。

さあ、キミが第一に感じたことを聞かせて。


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わたなべりょうへい

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